「就職氷河期」再来継続中?

バブル崩壊後の10年は「失われた10年」と呼ばれています。
それまでの好景気から一転、日本中が戦後経験した事の無いような不景気に襲われ、企業の業績は悪化の一途を辿りっています。
先行き不安感が立ち込めた結果、業績悪の為に倒産をしてしまう会社も増えました。
また人件費削減のためのリストラが横行、生き残る為の企業間の合併・統合が日本中で行われていました。
そんな不景気のあおりを食ったのが、この期間に就職をする時期を迎えた学生たちです。
好景気のバブル時には売り手市場と言われた就職状況が一転、買い手市場と呼ばれるようになり、学生の多くが何社、何十社、何百社という企業や会社にエントリーをするも返事を貰えるのはわずかです。
それでもそのわずかな返事を頼りに面接までこぎつけるものの、一時面接、二次面接と面接が続き、最終的に内定をもらう事ができずに卒業の時期を迎えてしまうという状況が多くの学生たちを苦しめました。
もちろん大学だけでなく、この就職難は高卒も同様の状況で、就職先が決まらないまま大学や高校を卒業してしまった人たちさえいたのです。
この期間を「就職氷河期」を呼んでおり、1993年から2002年前後の約10年間です。
その後、景気は少しずつ回復をし、就職氷河期も少しずつ改善していき雪解けが始まったかのように世の中に安堵感が広がっていきました。
企業の業績も回復し始めたことから就職率も少しずつ向上していったのですが、2007年にアメリカで起ったサブプライムローンの問題を発端に世界的な金融危機が勃発します。
リーマンショックによる急激な株価の下落などにより世界的な景気後退が起こり、その影響はもちろん日本にも伝わり、せっかく持ち直していた景気が再び悪化、日本をまた不景気の嵐が襲ってしまったのです。
その結果、日本に再び就職氷河期が再来してしまったのです。
2009年には大学で内定をもらっていた学生が突然、内定取り消しの連絡を企業から一方的に突きつけられるという事態が多発し、これが社会的な問題となり内定取り消しという言葉がニュースで頻繁に流れました。
この就職氷河期の再来は、2009年7月に前回の失われた10年を上回るほどの有効求人率の低さを示していまっていますが、現在の日本はどうなのでしょう。
どん底の有効求人率を叩きだしてからわずか3年あまりの現在、就職氷河期は今なお続いてるのかといえば、続いていると言わざるを得ないでしょう。
なぜなら2011年に起こった未曾有の被害をだした東日本大震災により多くの企業は多大な被害を受け、続く電力不足が企業の体力を失わせてしまってしまっていますので、世の中はまだ不景気が続いているのです。
そして今の状態をハイパー氷河期または超就職氷河期という言葉を耳にする機会も増えています。
まだまだ就職をする人たちには厳しい状態が続いていると言えるでしょう。